鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

特定外来生物駆除

生態系を守れ!~北浦北部の特定外来生物の駆除~ を実施しました (2021年6月13日)

茨城県県民生活環境部自然環境課 生物多様性センター の和田様にご指導いただき、北浦湖岸や周辺の不耕作田において特定外来生物(オオフサモアレチウリ)の駆除を行いました。参加者8名でした。
北浦北部での特定外来生物駆除の取り組みは、今年で3年目となりました。これまでの活動により、エコ・ハウス周辺のオオフサモの繁殖を効果的に抑えることができており、今回の駆除作業も容易に行うことができました。
特定外来生物として植物では他にオオキンケイギクが有名です。鉾田でも幹線道路沿いで目に付くようになりました。故意ではないにせよ、育てていらっしゃるようなお宅や公的施設が散見されます。
『特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律』によると、販売・頒布目的での飼養などに対して、個人には3年以下の懲役300万円以下の罰金、法人には1億円以下の罰金が科されるとあります。販売・頒布以外の目的での飼養などであっても、個人には1年以下の懲役100万円以下の罰金、法人には5,000万円以下の罰金が科されるのです。
この事実を広くお伝えできないものか、なるべく多くの方々に駆除にご協力いただけないものかと思っている所です。
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特定外来生物の駆除作業後に、ちょっと観察をしましょうと北浦湖岸を南東方向へ。二重作地内のハンゲショウ(半夏生)群生地まで歩いていきました。
その道中で見つけてしまったのです…
用水機場にびっしりとはびこった、オオフサモの大群生を…
そこにつながる用水路には、そこかしこにオオフサモの群生が…
重くのしかかる衝撃の事実に、駆除作業を達成した爽快感はどこかへ消えてしまいました。

清掃活動(特定外来生物駆除)及び自然観察会を実施しました。(2020年6月14日)

 鉾田市環境学習施設エコ・ハウス前の北浦湖岸にて、特定外来生物「オオフサモ」の駆除を行いました。茨城県生物多様性センターの自然環境調査員である佐々木様を始め、総勢11名の参加がありました。また、茨城新聞社の取材もありました。
 オオフサモの駆除は昨年も行いましたが、そのおかげもあってか、今年の繁殖はずいぶん抑えられており、水際での駆除に手応えを感じました。

特定外来生物「オオフサモ」を駆除する参加者

特定外来生物「オオフサモ」

 作業後、先日話題となった特定外来生物「オオキンケイギク」の一大繁茂地に視察に行きました。たくさんの種をつけた大群生を目の当たりにし、これは何とかしなければという気持ちを新たにしました。種をつける前に根こそぎ抜き取らねばならないそうであり、行政にも相談しつつ駆除に向けて取り組んでいきたいと思います。

特定外来生物「オオキンケイギク」の大群生

 再びエコ・ハウス前に戻り、通常のゴミ拾いと自然観察を行いました。小雨のため野鳥の出現は少なかったのですが、カンムリカイツブリオオヨシキリヨシゴイ(準絶滅危惧)などを見ることができました。

 オオフサモの駆除作業中に、日本三大有毒植物の一つ「ドクゼリ」の刈り取られたものや、コオイムシ(準絶滅危惧)、小さなキノコ、オオヨシキリの卵のかけらが見つかり楽しかったです。しかしまあ、ドクゼリが自生しているんですね。ヒトの致死量はわずか6グラム。中枢神経に作用し全身痙攣や心臓停止で死に至らしめる恐ろしい野草です。

日本三大有毒植物の一つ「ドクゼリ」

オオヨシキリの卵のかけら

※当日の様子が6月18日の茨城新聞に掲載されました!!

https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15923931618464&fbclid=IwAR0S9icnFOlzYiB20f68EEkxQJlmeN1QuTvuIKifSdBYiF-ua9vPQUzZQA8

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 次回の自然観察会は、利根川河川敷の野鳥(チュウヒ(絶滅危惧IB類)、オオセッカ(絶滅危惧IB類)、コジュリン(絶滅危惧II類)など)を見に行きます。ご期待下さい。2020年6月28日(日)8:30 エコ・ハウス前駐車場集合です。午後までかかると思います。