鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

02月

平成30年度 第10回自然観察会 を開催しました(2019年2月17日)

第10回自然観察会を開催しました(2019年2月17日(日))
 ・8:00~9:00 北浦北部の清掃活動(参加者5名)
 ・涸沼(網掛公園)に移動
 ・9:40頃~11:00過ぎ 涸沼の自然観察(参加者8名)
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野鳥25種を観察したものの出現は不活発で、期待の「オオワシ」は現れず、面白味の無い観察会となってしまいました。
<観察した野鳥>
 1.コブハクチョウ
 2.マガモ
 3.カルガモ
 4.ホシハジロ
 5.キンクロハジロ
 6.カイツブリ
 7.カンムリカイツブリ
 8.キジバト
 9.カワウ
 10.ダイサギ
 11.オオバン
 12.ユリカモメ
 13.セグロカモメ
 14.ミサゴ
 15.トビ
 16.ノスリ
 17.モズ
 18.カラス類
 19.ヒバリ(声:さえずり)
 20.ヒヨドリ
 21.メジロ
 22.ツグミ
 23.スズメ
 24.ホオジロ(声:さえずりの練習中)
 25.オオジュリン
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PS 観察会後、涸沼名物「白魚・ハゼ天丼」と「しじみ汁」をいただきました。とても美味しかったです。行事報告としては反則技なのですが、見栄えのする野鳥の写真が無く…、「涸沼」の自然の恵みを別の角度から紹介させていただきました。野鳥達もこれらを食べて命をつないでいるのです。

第19期ほこた塾第3回特別講座「郷土再発見!知らなかった鉾田の姿」わが町の史跡探訪(2019年1月26日)


常陸風土記にある、
白鳥の里(古老の云うには、天から飛んで来た白鳥が乙女に化身し、石を積んで池の土堤を築こうとしたが、築くそばから崩れてしまう、白鳥の羽で包もうとしてもすぐ崩れてしまい、天に上がったまま降りて来なかったので、そこを白鳥の郷と名付けた)から、中居城址福泉寺梶山古墳群(発掘調査の結果埋葬された五体の人骨と直刀10振り・耳環3個・玉類724個など多くの副葬品が発見された遺物は大洋公民館に保管されている)、あけぼの館小宮山楓軒不二内古墳群(青柳地区に有り、出土した、ひざまづく男子像埴輪は、全国的にも珍しく国の重要文化財に指定されている)、石神東古墳群(野友地区)、徳宿城主のお墓、最後に鉾田市で買い上げ整備が進められている三階城址を巡りました。

3世紀から7世紀の400年間の古墳時代と言われる古代国家の中で、身近に位の高い人物が居たことに大変興味が湧きました。改めてこうした遺物を一堂に会して観られる施設が欲しいと感じました。

自然環境部会 第2回移動研修(2019年1月20日)

恒例の移動研修に行ってきました。鉾田では中々お目にかかれない冬の野鳥を探しながら絶景スポット(?)をめぐるバスの旅です。参加者は17名でした。

鉾田市役所を出発し、まずは小美玉市美野里地区にある「池花池」と「遠州池」に行きました。

ここでは何十羽ものオオハクチョウカモ類に出会いました。遠州池にはミコアイサの数羽の群れがいました。パンダのような姿が人気の野鳥です。


次に向かったのは愛宕山の「あたご天狗の森公園」。太平洋まで見渡せる眺望を期待したのですが、当日は大規模な柴焼きが行われており、煙で景色が今ひとつでした。森林の野鳥の出現も今ひとつで残念でした。(普段はたくさんいるそうです。)

気を取り直して次の目的地、那珂市の「茨城県植物園 鳥獣センター」へ。ここでは森林の小鳥の群れに次々と包まれました。シジュウカラコゲラエナガメジロ、そしてキクイタダキ

筆者は初めてキクイタダキを見ました。体長10cmの日本で最小の鳥です。頭頂部に黄色の模様のあるのが特徴。それにしても、忍者のようにちょこまかと動き回ります。なんとか存在を確認できる写真が撮れました。次の機会にはジャスピンで撮りたいものです。

我々の行く先にジョウビタキが現れました。こちらは至近距離でじっくりと観察することができました。紋付き袴の白髪の老人に見立てられる美しい冬鳥です。


鳥獣センターを後にして、次に向かったのは那珂市役所です。「市役所で自然観察?」と不思議に思われる方もおられるでしょう。那珂市役所はその周辺に中央公民館、一の関ため池親水公園、伝統的家屋「曲がり屋」が設置されており、文化の風の香るコンセプトのしっかりとした市の中心施設となっています。一の関ため池には循環濾過した水が流され、オオハクチョウカモ類が気持ちよさそうに浮かんでいました。公園は休日を過ごす親子連れやお年寄りで賑わい、木にはキジバトがとまり、上空をチョウゲンボウが横切っていきました。


最後に大洗町松川に立ち寄り、涸沼の夕景と野鳥観察を楽しみました。湖面に並ぶ数千羽のスズカモや、杭の上にとまるミサゴなどを見ることができました。

そろそろ帰ろうかという時、地元の方より「涸沼にオオワシが飛来した」との情報が入りました。「いつもの杉の上にとまっていないかなぁ」とフィールドスコープで探した所、幸運にも遠くの杉の梢にオオワシの小さなシルエットを見つけることができました。参加者みんなで代わる代わるフィールドスコープを覗いてオオワシの姿を確認、最後の最後に登場した大物におおいに盛り上がりました。

こうして一日をかけて、たくさんの野鳥を観察して鉾田に戻りました。こんなに色々な種類の野鳥を見られたことは、これまでの観察会では無かったのではないでしょうか。那珂市役所周りの文化施設にも感心させられました。

<本日観察した野鳥>
1.キジ 1
2.コブハクチョウ 1
3.オオハクチョウ 百羽以上
4.オカヨシガモ
5.ヒドリガモ
6.アメリカヒドリ 
7.マガモ
8.カルガモ
9.ハシビロガモ
10.オナガガモ
11.コガモ
12.ホシハジロ
13.キンクロハジロ
14.スズガモ  数千羽
15.ミコアイサ 数羽
16.キジバト
17.カワウ
18.アオサギ
19.ダイサギ
20.コサギ
21.オオバン
22.カモメ類
23.ミサゴ 1 [準絶滅危惧]
24.トビ
25.オオワシ 1 [絶滅危惧II類]
26.カワセミ 1
27.コゲラ
28.チョウゲンボウ 1
29.ハシボソガラス
30.ハシブトガラス
31.シジュウカラ
32.ヒヨドリ
33.ウグイス(声)
34.メジロ
35.エナガ
36.キクイタダキ
37.ムクドリ
38.アカハラ
39.ツグミ
40.ジョウビタキ 
41.スズメ
42.ハクセキレイ
43.セグロセキレイ
44.カシラダカ
45.アオジ
46.オオジュリン(声)

【謝辞】平成25~27年度『公益信託「エコーいばらき」環境保全基金』の助成により購入した、青色のスタッフ・ジャンパー、双眼鏡、フィールドスコープ、三脚を使用しました。