今回はエコハウス周辺の野鳥を中心に観察を行いました。11名の参加者がありました。
(当初、里山での植物観察を予定していましたが、降雨のため観察場所のコンディションが悪く、野鳥観察に変更しました。植物観察は10月9日(日)の観察会で行います。)
秋雨前線のキワの部分が上空に横たわる微妙な空模様でしたが、参加者たちはぐんぐんと歩いていきます。
エコハウスの前の北浦湖面にいきなりカンムリカイツブリの親子(成1、若1)が現れました。
少し離れた所に既に独り立ちした若鳥の姿も見られました。
道路の脇を見ると、ニラの花が咲いていました。テングダケのなかま(おそらく有毒)とみられるキノコ
も生えていました。
湖岸沿いをさらに南東方向に進み、安塚地区の船溜まりを超え、芦原再生地までくると…
そこはカンムリカイツブリ祭りでした。
仲のよさそうなカップルがいたかと思ったら、幼鳥を背中に乗せたお母さんも泳いでおりました。あと、単独行動する成鳥が少なくとも1羽おりました。
この母子の所にお父さんも合流し、親子3人で仲良く泳ぐ姿を見ることができました。子供にエサをあげたり、泳ぎの練習をさせたりしていました。
北浦北部がカンムリカイツブリの貴重な繁殖場所であることを再確認できたひと時でした。
なお、観察会後に「ふゆみずたんぼ」を訪れたところ、今年もミズアオイの花が咲き始めていました。環境省レッドリストで準絶滅危惧に指定されている水辺の花です。しばらくの間、楽しむことができると思います。
それではまた。来月の自然観察会にて。