自然環境部会では有志7名にて茨城県霞ヶ浦環境科学センター主催の自然観察会に参加しました。
4月22日(土)、場所は行方市井上の西蓮寺です。
西蓮寺は最澄の高弟最仙により延暦元年(782年)に開山された歴史のある天台宗のお寺です。重要文化財の山門(仁王門)や相輪橖、茨城県指定天然記念物の大イチョウが見事でした。
相輪橖(そうりんとう)は仏塔の一種です。元寇に対する勝利を記念して建てられたのだそうです。全国でも歴史のある相輪橖は少なく、比叡山延暦寺、日光山輪王寺とともに日本三大相輪橖に数えられているとのことです。
西蓮寺周辺の里山と谷津田では、植物を中心とした自然保護活動が精力的に行われており、立派な観察道や稲作の景観が整備されています。ここに来れば四季折々の植物を楽しめそうです。
今回は、春の植物です。カラスノエンドウとスズメノエンドウ、それらの中間の種類であるカスマグサの見分け方、セイヨウタンポポとカントウタンポポの見分け方を教えていただきました。
また、カキドオシ、タチツボスミレ、ムラサキサギゴケなどの青い色の花がとても印象的でした。以下の写真はムラサキサギゴケの群生です。