鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

06月

令和5年度第1回移動研修 ~砂丘の初夏の植物~ (2023年6月18日)

自然環境部会では、令和5年度第1回移動研修 ~砂丘の初夏の植物~ を開催しました。国営ひたち海浜公園を訪れ、絶滅危惧種を含む植物を中心に観察しました。参加者18名。市のバスをお借りしての移動研修は3年ぶりです。
1.ひたち海浜公園 砂丘エリア
 砂丘エリアで注目したのは、絶滅危惧IA類のハナハタザオ。想像していたより小さくて可憐な花でした。

【国営ひたち海浜公園 砂丘観察園】
海浜口・風のゲートからのアクセスが容易です。

ハナハタザオ 【絶滅危惧IA類】 です。
日本では、茨城、山梨、静岡、熊本にしか残っていないそうです。小さくて可憐な植物です。

ハマボウフウ

カワラナデシコ

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ハイネズ

2.ひたち海浜公園 樹林エリア
 砂丘エリアから樹林エリアへ移動。もう一つの絶滅危惧種オオウメガサソウを探しました。

ドクウツギの実
猛毒注意。強烈な魅力を放つ植物です。

クリの雄花と雌花
付け根でイガのような形をしているのが雌花。

ヤマハギの花がもう咲いていました。

ウメガサソウ
花は終わっていました。

これが、オオウメガサソウ【準絶滅危惧】です。
花は終わっていました。残念。

ひたち海浜公園の松林は、オオウメガサソウの自生南限だそうです。オオウメガサソウは茨城県では絶滅危惧1A類に指定されています。

3.虎塚古墳と十五郎穴横穴墳群
 国営ひたち海浜公園の後、近くにある「虎塚古墳」と「十五郎穴横穴墳群」を見学しました。虎塚古墳を中心とする古墳群があるのですが、多くは開拓されてしまっています。芋畑に残された石室の一部が、何かを語りかけているようです。

虎塚古墳の石室のレプリカ

虎塚古墳

十五郎穴横穴墳群

芋畑の中の虎塚5号墳の名残り

 移動研修の報告はこれで終わりです。また来月の観察会にて。