鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

03月

平成30年度 第11回自然観察会 を開催しました(2019年3月17日)

平成30年度最後の観察会です。ホームグラウンドの北浦北部にて野鳥を中心に観察しました。参加者10名でした。

■ 8:00から北浦北部の清掃活動を行いました。今日もたくさんのゴミを集めることができました。清掃活動中に芦原の中からヒクイナの声が聞こえてきました。準絶滅危惧の貴重な野鳥です。

■ 9:00からは自然観察会です。陽光が暖かく、すっかり春めいてきました。ウグイスヒバリの囀りが聞こえてきます。

■ 北浦湖面に目をやると、コブハクチョウの夫婦、カルガモカワウオオバンがゆったりとしていました。

■ 安塚公園の桜の枝先に冬鳥のジョウビタキ(雌)が一羽。もうすぐ大陸に旅立つものと思われます。まわりを飛び回る羽虫を一生懸命空中で捕獲していました。長旅に備え、最後の栄養補給といった所でしょうか。

 

■ 公園の水路では、ニホンアカガエルの卵を見つけました。春ですねぇ。

 

■ 国有地内の池にハシビロガモの雄1雌2が飛んできました。写真は雄。美しい色合いを持つ鳥の一つです。

 

■ 北浦上空に準絶滅危惧のミサゴが出現し、その勇姿を見せてくれました。カラスがやってきましたが、さすがにミサゴには手出しできないようです。ミサゴが魚を捕ろうものならそれを横取りしようとしたのでしょうか。
ミサゴを見ていたところへノスリとカラスがやってきて空中戦を始めました。ノスリは一方的にカラスに攻撃されていました。しまいにはカラスの援軍が駆けつけ、ノスリは逃げ回るばかりでした。
(※突然の出現かつ動きがあったたため、うまく写真が撮れませんでした…。同一視野にミサゴとノスリが羽を広げて飛翔する姿が見られるなんて、とてもエキサイティングでした。)

■ 道端でナナホシテントウを見つけました。春ですね。

 

■ 北浦湖岸を進む参加者達のスナップです。湖面で夏羽のカンムリカイツブリが羽を広げて飛ぶ姿や、芦原では頭が真っ黒になった夏羽のオオジュリン(雄)を見かけました。どちらもまもなく大陸に向かって飛び立っていきます。この時期にしか見ることができない、いつもと違う姿でした。なお、参加者の目前の至近距離にキジ(雄)が一羽飛び上がり、びっくりしました。けれども、一番びっくりしたのはキジであることは間違いありません。

■ 最後に安塚公園の水路で見つけたアズマヒキガエルの卵です。

■ 次回の観察会は4月21日(日)9:00~11:00の予定です。本日と同様に北浦北部にて野鳥や植物、昆虫など小さな生き物を観察します。新年度となりますので自然環境部会の総会を11:00~12:00にエコ・ハウスにて行う予定です。

<本日観察した野鳥(35種)>
1.キジ 
2.コブハクチョウ 2
3.オカヨシガモ
4.マガモ
5.カルガモ
6.ハシビロガモ 12
7.コガモ
8.カイツブリ(声)
9.カンムリカイツブリ
10.キジバト
11.カワウ
12.アオサギ
13.ダイサギ
14.コサギ
15.オオバン
16.タシギ
17.ミサゴ 1
18.トビ
19.ノスリ 1
20.モズ
21.ハシボソガラス
22.ハシブトガラス
23.ヒバリ ・・・さえずり
24.ヒヨドリ(声)
25.ウグイス(声)・・・さえずり 
26.ムクドリ
27.ツグミ
28.ジョウビタキ 
29.スズメ
30.ハクセキレイ ・・・さえずり?
31.ホオジロ
32.アオジ
33.オオジュリン
34.ヒクイナ(声)
35.コジュケイ(声)
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【謝辞】青色のスタッフ・ジャンパーは、平成25年度及び27年度『公益信託「エコーいばらき」環境保全基金』の助成により購入しました。