鉾田市環境学習施設エコ・ハウス前の北浦湖岸にて、特定外来生物「オオフサモ」の駆除を行いました。茨城県生物多様性センターの自然環境調査員である佐々木様を始め、総勢11名の参加がありました。また、茨城新聞社の取材もありました。
オオフサモの駆除は昨年も行いましたが、そのおかげもあってか、今年の繁殖はずいぶん抑えられており、水際での駆除に手応えを感じました。
作業後、先日話題となった特定外来生物「オオキンケイギク」の一大繁茂地に視察に行きました。たくさんの種をつけた大群生を目の当たりにし、これは何とかしなければという気持ちを新たにしました。種をつける前に根こそぎ抜き取らねばならないそうであり、行政にも相談しつつ駆除に向けて取り組んでいきたいと思います。
再びエコ・ハウス前に戻り、通常のゴミ拾いと自然観察を行いました。小雨のため野鳥の出現は少なかったのですが、カンムリカイツブリ、オオヨシキリ、ヨシゴイ(準絶滅危惧)などを見ることができました。
オオフサモの駆除作業中に、日本三大有毒植物の一つ「ドクゼリ」の刈り取られたものや、コオイムシ(準絶滅危惧)、小さなキノコ、オオヨシキリの卵のかけらが見つかり楽しかったです。しかしまあ、ドクゼリが自生しているんですね。ヒトの致死量はわずか6グラム。中枢神経に作用し全身痙攣や心臓停止で死に至らしめる恐ろしい野草です。
※当日の様子が6月18日の茨城新聞に掲載されました!!
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次回の自然観察会は、利根川河川敷の野鳥(チュウヒ(絶滅危惧IB類)、オオセッカ(絶滅危惧IB類)、コジュリン(絶滅危惧II類)など)を見に行きます。ご期待下さい。2020年6月28日(日)8:30 エコ・ハウス前駐車場集合です。午後までかかると思います。
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