鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

09月

鉾田一高附属中学校第一学年 フィールドワーク (2023年9月26日)

鉾田一高附属中学校第一学年40名の皆さんとフィールドワーク(自然観察&歴史探訪)を実施しました。有意義な一日となりましたでしょうか? 

 

【北浦北部の自然観察】
カンムリカイツブリ、カルガモ、カワウ、トビ、モズ、ダイサギ、コサギ等を観察しました。一瞬ですがカワセミも現れました。

【梶山3号墳】
前方後円墳です。縄文土器のカケラらしきものがいくつも転がっていて驚かされました。この地には縄文時代から人が住んでおり、古墳時代には有力な豪族がいたことを示しています。

【梶山4号墳】
金属の棒で「つ~んつん」して埋まっている石棺の位置を確認しました。ここから出土した直刀、金メッキされた柄頭、ヒスイやメノウの勾玉などを「とくしゅくの杜」で見学しました。

【とくしゅくの杜にて】
鉾田飛行学校や梶山古墳群のお話しを聞いているところです。

【勘十郎堀跡にて】
設計ミスで失敗に終わった水戸藩の巨大事業「勘十郎堀」の跡です。松波勘十郎が事業を指揮、労役と賃金の不払いにより農民たちは大変苦しめられました。農民のリーダーとして宝永一揆をおこし、松波勘十郎を失脚させ、事業を中止に追い込んだ市毛藤衛門。そしてその後、荒廃した村々の復興に尽力した小宮山楓軒。これらの偉人は、この地域の人々に今も語り継がれています。

【小幡城址にて】
戦国時代の山城の姿を今に伝える貴重な史跡です。歴史マニア大興奮のとっておきの場所です。

 

令和5年度 第6回自然観察会(2023年9月10日)

令和5年度 第6回自然観察会を実施しました。
参加者9名でした。(2023年9月10日)
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今回は里山で秋のトレジャーハンティングでした。今日見ることのできた生き物たちを紹介します。
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秋のトレジャーハンティングにさあ出発!

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「キツネノマゴ」の花が咲いていました。道端の雑草ですが、ピンク色の可憐な花をつけます。キツネノマゴ科。右下は蜜を吸いに来た「ダイミョウセセリ」です。

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「クズ」の花です。ゴージャスな見た目と芳香が良いですね。マメ科。

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「メドハギ」の花です。白と紫の清楚な色合い。マメ科。

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「ヌスビトハギ」の花と若い実。マメ科と言われると納得の実の形です。この実の形を、抜き足・差し足・忍び足している盗人の足に見立てて、名前がつけられました。

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「ワレモコウ」の花です。バラ科。花というより花束ですね。緑色のハナグモも一緒に写っています。

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「ツリガネニンジン」の花です。可愛らしい造形です。キキョウ科。

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「ネコハギ」の花です。毛に覆われていて猫のような触りごごちです。マメ科。

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「トキリマメ」の花の部分です。花期が終わり、若い実ができています。当然マメ科です。

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「トキリマメ」の成熟した実。鞘が割れて、二つの黒光りする実が見えています。

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「ヤマニガナ」の花です。キク科。

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「オミナエシ」の花です。秋の七草の一つとして古くから愛でられています。オミナエシ科。

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「アカボシゴマダラ」です。特定外来生物に指定されています。

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「ミズヒキ」の花です。タデ科。

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こちらは「ギンミズヒキ」。ミズヒキと同じくタデ科です。紅白そろって縁起が良いですね。

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そして、こちらは「キンミズヒキ」。金銀そろって運気上げ上げmaxです。キンミズヒキはタデ科ではなく、なんとバラ科です。

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毎度おなじみの有毒植物「アオツヅラフジ」です。山葡萄と間違えて食べないように。ツヅラフジ科。

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「ヤマボウシ」の実です。熟すと赤くなり、マンゴーのような味がして美味しいそうです。次に行ったときに味見してみましょう。ミズキ科。

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例年はキノコの最盛期なのですが、今年は猛暑のせいか、まだまだこれからのようです。写真は、テングタケ科の幼菌と思われます。

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白いキノコが生えていました。

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「ノウタケ」がありました! ユーモラスな形状が大好きです。