鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

02月

自然環境部会 2017年度第2回移動研修「涸沼&古徳沼」(2018年2月18日)

自然環境部会では、2017年度第2回移動研修を開催しました。市のバスをお借りして、涸沼のオオワシ、古徳沼のハクチョウを訪ねました。16名の参加者がありました。

8:30前に鉾田市役所を出発、9:00頃から涸沼の網掛公園で観察を開始しましたが、期待のオオワシは簡単には出てくれません。あきらめかけていた10:00頃、「あそこにいっぺぇよ。」という地元の漁師さんの声。

対岸の杉の梢にオオワシの姿を見つけることができました。フィールドスコープで倍率を上げてようやく確認できるほど距離があります。肉眼でこれを見つけてしまう漁師さんの目の良いこと。

しばらくすると、オオワシが飛び立ち、我々の方に旋回しながら飛んできてくれました。一同オオワシの勇姿を堪能することができ大満足でした。

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いこいの村涸沼のインフォメーションプラザを見学した後、水戸市の七ツ洞公園に移動、お弁当を食べました。

午後からは、旧瓜連町の古徳沼にて、オオハクチョウやたくさんのカモ類を観察しました。北浦北部では中々お目にかかれない、ヨシガモミコアイサを見ることができ、その美しさに感動しました。健脚の方々はすぐそばにある古徳城跡に登ったようです。

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今日は天気も良く、オオワシをみんなで見ることができ、最高の移動研修となりました。皆さん、お疲れさまでした。

<鳥合わせ 33種類>
コブハクチョウ、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヨシガモ(♂)、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、カモメ類、オオワシ(1)、トビ、カラス類、ヒヨドリ、ウグイス(声)、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ類(声)、(参考)ドバト


【謝辞】平成25~27年度『公益信託「エコーいばらき」環境保全基金』の助成により購入した、双眼鏡、フィールドスコープ、三脚を使用しました。

第18期ほこた塾 卒塾式を挙行いたしました(2018年2月15日)

第18期ほこた塾 卒塾式をにぎにぎしく挙行いたしました。

鉾田市まちづくり推進会議 鬼沢保平会長のご挨拶、来賓の鉾田市教育委員会 鬼澤明教育長のご祝辞をいただき、25名の卒塾生に野村塾長より修了証書が授与されました。

8回の基本講座全てに出席した4名の皆勤賞の方には記念品が贈呈されました。中には2年連続で皆勤賞の熱心な方もおられました。卒塾生代表挨拶を皆勤賞もとられた日向寺さんが行いました。

今期のほこた塾も充実した内容でした。講師の先生方、本当に有り難うございました。塾生のみなさんお疲れ様でした。鉾田市まちづくり推進会議の活動は色々と続きますので、またぜひお出で下さい。

第18期ほこた塾 第8回基本講座「カンムリカイツブリの鉾田市天然記念物指定の動き」(2018年2月15日)

第18期ほこた塾のフィナーレとして、野鳥写真家の川又利彦氏に題記のご講演をいただいた。

北浦北部のカンムリカイツブリは地域個体群を形成する希少な野鳥であり、川又氏らはこれを鉾田市の天然記念物に指定する活動に取り組んでいる。しかし、地元の反対期成同盟が、漁業権益が侵害されることを論拠に反対しており、天然記念物指定の要件である地元の同意取得が困難と教育委員会が判断、本件は頓挫した状態にある。

川又氏は、天然記念物指定によって漁業者にプラスになることはあっても、不利益や実害が生じることはないと訴えた。今回のほこた塾には鬼澤明教育長も出席されており、推進派と反対派の板挟みとなった苦しい胸の内を語られていた。