鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

05日

第2回 秋の星空観測会(2023年11月3日)

青少年育成鉾田市民会議 串挽地区 主催の「第2回 秋の星空観測会」に自然環境部会5名で参加しました。(2023年11月3日)
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 参加者は鉾田南小学校区の子供たちが約30名、保護者を含めて50名強、スタッフを含めると約70名でした。自然環境部会は、星空観測のガイドと天体望遠鏡の操作を担当しました。
 天体望遠鏡は、ビクセン製の8 cm 屈折経緯台、13 cm 反射経緯台の2台を主力とし、補助機としてコーワ製のフィールドスコープを3台準備しました。
 17:00観測開始。観測した天体は、
土星(環)
木星(縞模様、ガリレオ衛星)
カシオペア座北極星
夏の大三角(ベガ、アルタイル、デネブ)
の四辺(ぺガスス座)
・星雲星団(アンドロメダ大星雲、ぺルセルウス座の二重星団
です。
 当日は快晴、無風、木星が衝という好条件に恵まれ、首尾よく土星、木星を観測することができました。ところが、季節外れの暖かさによって蒸発した水分が、気温の低下とともに霧となり、後半は星が見えにくくなってしまいました。望遠鏡にも夜露が降り、レンズが曇ってしまい、満足な観測ができません。ファインダーも見えにくくなり、いつもは簡単にできる星雲星団の導入にも苦労することに。これは予想外でした。
 暗さに目が慣れたころに見ようとした天の川や、東からのぼったばかりのプレアデス星団天王星はあきらめることにしました。
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 最後に18:29からのイオの木星面通過を見ようとしたのですが、木星面上のイオやイオの影を確認することができませんでした。高度が低く、霧の発生による大気の揺らぎの影響をもろに受けたこと、そもそも準備した望遠鏡の口径では力不足だったことが原因と考えられます。
 18:30頃には子供たちが飽きてしまいました。ぼんやりとした星雲星団が今一つだったかも。ここは反省する必要があります。月が見られる日を選ぶことも重要です。月面のインパクトは大きいですからね。
 色々な課題を残してしまいましたが、次回も是非行わせていただきたいと思います。2024年10月には肉眼で見える「紫金山-アトラス彗星」が来ます。子供たちとの観測が今から楽しみです。