鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

2020年

自然観察会 ~里山 de 秋のいきもの探し~ を実施しました(2020年9月13日)

行方市内の里山で自然観察を行いました。参加者9名でした。
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まずは、
【昆虫と植物の共演】

ゲンノショウコの蜜を吸うキタキチョウ♀

コナラの樹液を吸うアカボシゴマダラ

キツネノマゴの蜜を吸うダイミョウセセリ

アカボシゴマダラの口って黄色いんですね。ちょっとキモいです。この後、スズメバチがやって来て、追い払われていました。自然界は厳しいです。
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【秋の野草たち】

ワレモコウの群生

ヤマハギ(秋の七草の一つ)

メドハギ

ネコハギ

萩、吾亦紅(われもかう)、は秋の季語です。
メドハギは白い花に紫色の模様が美しいのですが、デジカメでは白っぽく写ってしまい、繊細な紫色をうまく表現できないんです。是非、野山で実物を見ていただきたいです。
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【秋の野草たち(2)】
 

オミナエシ(秋の七草の一つ)

ヌスビトハギ

タンキリマメ

ミズヒキ

女郎花(をみなへし)、水引の花、水引草、は秋の季語です。一句吟じてみませんか?
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【子孫を残す役目をまっとう中の昆虫たち】

ツクツクホウシ

アジアイトトンボ♂♀

オンブバッタ♂♀

法師蝉、つくつく法師、つくつくし、は秋の季語です。今日は涼しくなったからか、ツクツクボウシばかり鳴いていました。
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【咲き始めのキバナアキギリ】

キバナアキギリ

これも秋を代表する野草の一つです。シソ科で学名はSalvia nipponica、日本のサルビアです。
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今日はここまでです。また、よろしくお願いします。

自然観察会 ~ツバメのねぐら入りを見よう~ を実施しました(2020年8月23日)

 野友橋の上から観察しました。参加者8名でした。結果として、ほっとパーク鉾田からカスミの間の芦原にあるツバメのねぐらは、大幅に縮小したことが分かりました。
 安塚公園からねぐらの移動した2018年は2~3万羽の規模でしたが、2019年は数千羽に減少しました。そして今年は数百羽程度となってしまいました。今ツバメがどこに集まっているのか調査が必要です。
 工事中の高速道路の橋桁付近にねぐらがあるのですが、工事による影響で減少が加速したのかどうかは良く分かりません。
 なお、付近の芦原からは、ホオアカセッカオオヨシキリのさえずりが聞こえました。鉾田はホオアカの平地での繁殖地の南限とされています。ホオアカの貴重な繁殖場所は守られており、ほっとしました。

自然観察会を実施しました(2020年8月9日)

自然観察会を実施しました。参加者7名でした。
前回と同様に行方市内の里山を訪れ、その後かすみがうら市水族館に「オオサンショウウオ」を見に行きました。

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まずは甲虫類です。
ノコギリクワガタ ・・・ 鉾田市内で見つけたものです。

カナブン ・・・ 前回カブトムシが群がっていた場所ですが、今日は緑色型のカナブンが一匹でした。

センチコガネ ・・・ 紫色の美しいフンコロガシです。

続いて、盛夏にて秋の気配を感じさせる野草達です。
コバノギボウシの花 ・・・ 「擬宝珠の花」は夏の季語です。

ゲンノショウコの花 ・・・ 写真では白色が強調されてしまい、繊細な美しさを持つ薄紫のすじがうまく表現できません。ぜひ肉眼で直接見てもらいたい。「現の証拠」は夏の季語となっています。

ツリガネニンジンの花 ・・・ 淡麗な紫色が写真ではうまく表現できないんですよねぇ。ぜひ肉眼で直接見てもらいたいです。後方に間もなく花期を終えるヤマユリ。

ワレモコウの花 ・・・ 「吾亦紅」は秋の季語です。バラのなかまであり、一つの穂にたくさんの花が集まっています。上側の赤茶色の部分は花が終わった後、その下に花の輪があり、ピンク色の花びらと黄色い雄しべが見えます。さらにその下はつぼみの領域となっています。

 

オオモンクロクモバチ(オモンクロベッコウ)の狩りを目撃しました。狩られたクモは、カバチコマチグモかな? だとしたら猛毒のクモです。

セミの羽化に出くわしました。神秘的です。
アブラゼミかミンミンゼミか…

最後に、かすみがうら市水族館のオオサンショウウオです。ピクリとも動きません。どこに目があるのでしょうか?