「人口減少と移住定住促進」重いテーマである。
人口がどんどん減少し、働き手や子供の少ない、年寄りばかりとなった閑散とした地域の未来が目と鼻の先にある。行方市、茨城町、鉾田市がどのような取り組みを行っているのか、行政の最前線に立つ三市町の担当課管理職の方々のお話しを伺った。
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第18期「ほこた塾」が始まった。今期の塾生は37名である。入塾式に続き、野村塾長による基調講演「鉾田飛行場の記憶」が行われた。
入塾式(鬼沢市長ご挨拶)
鉾田飛行場とは、新宮地区と大竹地区を結ぶ県道の南側の台地に、昭和16年4月~終戦まで存在した鉾田陸軍飛行学校のことである。鉾田に生まれ育ったものでさえ、その存在を知るものは少ない。野村塾長は国の機関に保管された史料の調査や古老へのインタビューなど、自分の足で東奔西走して情報を集めてきた。その語りはまるでテレビのドキュメンタリー番組を見ているようであった。インターネットで簡単に入手できる情報ではない。その情報収集能力と熱意に塾生は皆感嘆を禁じ得なかったであろう。
第18期ほこた塾 塾長 野村正満
鉾田飛行場の跡地は現在では一面の畑であるが、唯一残る遺構が少し南方向に離れた吾妻原の交差点付近にある。それが、航空機による爆撃訓練結果を観察する施設「監的壕」である。野村塾長より、この監的壕を鉾田市の文化財(史跡)に指定して後世に残そうという提言がなされた。
講演後は班に分かれディスカッションを行った後、全体での記念写真を撮影して、ほこた塾第1回はお開きとなった。
2017年10月15日(日)9:00~11:00 第5回自然観察会を開催しました。安塚地内の里山での植物観察を予定していましたが、雨天のためエコ・ハウスでの勉強会に変更しました。10名の参加がありました。
自然環境部会副会長で森林インストラクターの藤井さんより、今あちこちで花期を迎えているセイタカアワダチソウの豆知識を教えていただきました。以下をクリックすると資料を見ることができます。
雑草として嫌われているセイタカアワダチソウって、決して悪者では無いんですね。エキスを抽出して皮膚炎に効能のある泡風呂もできるそうです。
藤井さんより、観察予定地の下見時に見られた生き物の写真が紹介されました。リンドウなどの秋の花や、色づいた様々な実を期待していましたが、たくさんのキノコが見つかったとのことです(以下の写真参照)。これはこれで楽しいですね。毒キノコが多いと思いますが、「キノコ食べたーい。」と参加者の話も弾みました。