鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

ブログ
サイト管理人のブログです。

ブログ一覧

第2回自然観察会 ~利根川河川敷 絶滅危惧種の最後の楽園~ (2024年4月28日)

第2回自然観察会 ~利根川河川敷 絶滅危惧種の最後の楽園~ を実施しました。(2024年4月28日)
*
利根川河川敷まで遠征して、チュウヒ【絶滅危惧IB類】、オオセッカ【絶滅危惧IB類】、コジュリン【絶滅危惧II類】を見てきました。参加者14名でした。
*
*
チュウヒは1羽だけ出現。トビやノスリには無いカッコよさを堪能しました。オオセッカは広大な芦原で囀りの大合唱。「こんなにいていいのか」というくらいなのですが、芦原深くにいるので姿を見ることができません。時おり飛び上がって囀り飛翔するのですが、すぐに隠れてしまいます。
コジュリンはずいぶんと減りました。それでも数羽の♂と1羽の♀を観察することができ、♂の鈴を鳴らすような可憐な囀りと頭に鍋をかぶったような姿が印象的でした。
*

利根川河川敷はチュウヒの貴重な繁殖地です。日本野鳥の会のHPによると、2020年時点での国内の推定繁殖つがい数はわずか135。そのほとんどが北海道で本州では19まで減少したそうです。

*

オオセッカ ・・・ ピントが合いませんでしたが、なんとかその姿をとらえることができました。

*
次に波崎港を訪れ、開発により昨年コロニーが消失したコアジサシ【絶滅危惧II類】を探しました。残念ながら、遠くから1羽の声が聞こえただけで、その姿を確認することはできませんでした。
*
<鳥合わせ>
1.カルガモ
2.コガモ
3.スズガモ ♂1
4.アカエリカイツブリ(?) ♂1
5.カンムリカイツブリ
6.キジバト
7.カワウ
8.アオサギ
9.ダイサギ
10.コサギ
11.オオバン
12.コチドリ(声)
13.シギ不明種
14.カモメ類 多数
15.コアジサシ (声1)【絶滅危惧II類】
16.トビ
17.チュウヒ 1 【絶滅危惧IB類】
18.ハシブトガラス
19.ヒバリ ・・・ 囀り
20.ツバメ
21.ウグイス(声) ・・・ 囀り
22.オオセッカ 【絶滅危惧IB類】 ・・・ 囀り、多数
23.オオヨシキリ(声) ・・・ 囀り
24.セッカ ・・・ 囀り
25.スズメ
26.ハクセキレイ
27.ホオジロ(声)・・・ 囀り
28.コジュリン ♂ 囀り +♀1 【絶滅危惧II類】
29.コジュケイ(声)
<観察会後>
30.コウノトリ 成1 雛2 【絶滅危惧IA類、特別天然記念物】

帰り道 ちょっと寄り道して鉾田市近隣のコウノトリの雛を確認しました。

令和6年度 第1回自然観察会 & 自然環境部会総会(2024年4月14日)

【令和6年度 第1回自然観察会 & 自然環境部会総会(2024年4月14日)】*
*
9:00~11:00 自然観察会(北浦北部) ・・・ 参加者15名でした。安塚公園の桜と菜の花がまだ見頃の春爛漫の陽気の中、北浦北部をぶらりと歩きました。もわんとした菜の花の香りにモンシロチョウが何百頭も群がっていました。野鳥はお馴染みのカンムリカイツブリミサゴノスリなど。冬鳥はツグミがまだ残っていました。一方、夏鳥のコチドリセッカ(声)を確認できました。
オオイヌノフグリの名前の由来について話題となり、種子が犬のふぐりに似ているのは日本のイヌノフグリだそうです。外国と日本でフグリの形が異なるなんて面白いですね。
*
11:00~12:00 自然環境部会総会 ・・・ 鉾田市環境学習施設エコ・ハウスにて19名の部会員の出席のもと、令和5年度の事業・会計報告を行うとともに、令和6年度の事業計画と会計予算案を審議・承認いただきました。
*

第12回自然観察会 ~北浦北部~(2024年3月10日)

第12回自然観察会 ~北浦北部~ を実施しました。参加者9名でした。(2024年3月10日)
まずは恒例の清掃活動(8:00~9:00)です。煙草の吸殻、ペットボトル、空き缶、空き瓶、スプレー缶、電池、”包丁”など、色々なゴミを集めました。
続く自然観察(9:00~12:00)では、野鳥28種を確認。ミサゴチョウゲンボウ♂コウノトリをじっくりと観察するとともに、カシラダカの多幸感のある囀りを聞くことができました。
**

ミサゴ

チョウゲンボウ♂

コウノトリとアオサギ

<鳥合わせ>
1.カルガモ
2.コガモ♂♀
3.カイツブリ
4.カンムリカイツブリ
5.キジバト
6.カワウ
7.アオサギ
8.ダイサギ
9.コサギ
10.コウノトリ 1【絶滅危惧IA類、特別天然記念物】
11.オオバン
12.ユリカモメ 1
13.ミサゴ 1 【準絶滅危惧】
14.トビ
15.ノスリ 1
16.チョウゲンボウ ♂
17.モズ
18.ハシボソガラス
19.ハシブトガラス
20.ヒバリ ・・・囀り
21.ツグミ
22.スズメ
23.ハクセキレイ
24.カワラヒワ
25.ホオジロ(声)・・・囀り
26.カシラダカ ・・・囀り
27.オオジュリン
28.ドバト

第24期ほこた塾第2回特別講座~【古河見聞】「茨城だけど東北本線一隣町は群馬・栃木・埼玉と千葉」~ を実施しました(2024年2月11日)

第24期ほこた塾第2回特別講座~【古河見聞】「茨城だけど東北本線一隣町は群馬・栃木・埼玉と千葉」~ を実施しました(2024年2月11日)
少し遠距離でかつ三連休の中日なので、見学場所は限られましたが、天候に恵まれ、古河市歴史の散策と道の駅での買い物も楽しめました。参加者26名でした。
①古河歴史博物館・・・平成2年に吉田桂二によって設計され、旧古河城出城跡に開館しました。
 平成4年には日本建築学会賞、同8年には公共建築賞を受賞され、常設展示は、古河藩家老鷹見泉石が収集・記録した蘭学関係資料や原子古代から近現代の歴史の概観、奥原晴湖や河鍋暁斎らの書画作品の紹介等、多彩な資料群を紹介しています。またホールにはオランダの楽器ストリートオルガンがありその音色を楽しむこともできます。
 また、企画展では、「雪の殿さま土井利位」が開催中で日本初の雪の結晶の観察図鑑『雪華図説』を見ることが出来ました。
②道の駅かぞわたらせ・・・昼食を兼ねて、渡良瀬遊水地近くの道の駅に寄りました。
 そこから500mほど歩くと全国では唯一といえる歩いて生ける平地に存在している群馬県・栃木県・埼玉県の「三県境」の場所があります。両足で二つの県を跨ぎ、三歩で三県をまわりました。
③境町観光・・・境町は鉄道駅がなく、まだまだ交通インフラが整っていなく、高齢者も多く車の免許を返納したくてもできない町民がいることを危惧して、2020に自動運転バスの導入を検討し自動運転事業の運行・管理を推進しているBOLDLYと輸入商社マクニカの協力で、自治体初、全国初となる公道での自動運転バス実証実験と定時運行を実現させました。導入した自動運転バス「ARMA」は住民の新しい足として実用的に使用されています。私たちの散策中も3台の中の1台に出会い、大きな拍手が湧きまた。
 道の駅さかいの建物も江戸時代の交通の要所として、水運の拠点として発展してきた当時の面影を感じられるデザインで、観光案内所、物産館、レストラン等があり、また沖縄県国頭村のアンテナショップもあり、賑わいを見せていました。
④道の駅常総・・・圏央道常総ICを降りてすぐのところに県内で16番目となる道の駅が開駅され、常総市の新たな玄関口として期待されています。周辺にはTSUTAYA BOOKSTOREや空中いちご園もあり、「アグリサイエンスバレー常総」エリア全体で楽しめる空間となっていました。特産品等を使用した加工品やお土産など品揃えが豊富で大変な混雑ぶりでた。

オランダの楽器ストリートオルガン

古河歴史博物館玄関

古河歴史博物館前庭

平地に存在する三県境

渡良瀬遊水地景観

道の駅さかい

自動運転バス(ARMA)アルマ

3台のバス 異なるラッピング

道の駅常総