鉾田市まちづくり推進会議

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2024年初の自然観察会を実施しました(2024年1月14日)

最低気温は-6.0℃と今期最低を更新しましたが、天気は晴朗。9名の参加者にて野鳥の観察に出発です。
9:00鉾田市環境学習施設 エコ・ハウス前に集合。とたんに水辺の宝石「カワセミ♀」が出るわ、ミサゴ(準絶滅危惧)が魚を食べているわ、田んぼにはオオハクチョウの親子がいるわと賑やかなスタートとなりました。

エコ・ハウスの前で水辺の宝石「カワセミ♀」を観察しました。

エコ・ハウス周辺の田んぼにいたオオハクチョウの親子(成1、若2)
昨日は7羽(成3、若4)がいたそうです。若鳥は白い羽に生え変わっているのがわかります。二番穂をついばんでいました。

近隣の自然公園に移動し、里山の冬鳥を探しました。歩き出すとメジロシジュウカラヤマガラアカハラカケスなどが木々の間を通り抜けていきます。そして、お目当てのルリビタキ♂を一瞬だけ見ることができました。さらに次に訪れた西蓮寺では、シメシロハラが現れました。

メジロです。

タンキリマメの実
ユニークな造形です。

シロハラ
夢中で落ち葉の下の餌を探していました。

蝋梅です。
甘い香りがしました。

午後は歩埼公園周辺を観察。マガモヒドリガモなどのカモ類、可愛らしいジョウビタキ♀のほか、ノスリトビミサゴ(準絶滅危惧)、ハヤブサ(絶滅危惧II類)or チョウゲンボウといった猛禽類が次々と現れて見応えがありました。

右 マガモの♂♀
左 ヒドリガモの♂♀

ジョウビタキの♀
野鳥のアイドルです。

帰り際にミサゴ(準絶滅危惧)が現れました。

ミサゴに続き帰り際に現れました。現場で見た時は、シルエットと大きさから「ハヤブサ(絶滅危惧II類)と思いましたが、写真を見るとチョウゲンボウのように見えます。

次回の自然観察会は、2月11日(日)です。涸沼を訪れます。
<鳥合わせ 47種>
1.オオハクチョウ 成1若2
2.ヒドリガモ ♂♀
3.マガモ ♂♀
4.カルガモ
5.コガモ ♂
6.ホシハジロ ♂
7.カイツブリ 1
8.カンムリカイツブリ
9.キジバト
10.カワウ
11.アオサギ
12.ダイサギ 1
13.コサギ 1
14.オオバン
15.タシギ 1
16.ユリカモメ
17.セグロカモメ
18.ミサゴ 1+1
19.トビ
20.ノスリ 1
21.カワセミ ♀1
22.コゲラ
23.ハヤブサ or チョウゲンボウ 1
24.モズ
25.ハシブトガラス
26.カケス 1
27.シジュウカラ
28.ヤマガラ
29.ヒヨドリ
30.ウグイス(声)
31.メジロ
32.ムクドリ
33.アカハラ 1
34.シロハラ 1+1
35.ツグミ
36.ジョウビタキ ♀1
37.ルリビタキ ♂1
38.スズメ
39.ハクセキレイ
40.セグロセキレイ
41.タヒバリ
42.カワラヒワ
43.ベニマシコ(声)
44.シメ 1
45.ホオジロ(声)
46.アオジ
47.オオジュリン(声)

令和5年度 第9回自然観察会 (2023年12月10日)

第9回自然観察会 ~北浦北部~ を実施しました。参加者12名でした。(2023年12月10日)
まずは恒例の清掃活動(8:00~9:00)です。煙草の吸殻、ペットボトル、空き缶、空き瓶、スプレー缶、電池など、色々なゴミを集めました。
続く自然観察(9:00~12:00)では、野鳥33種を確認しました。久しぶりにフィールドスコープでじっくりと観察できたカワセミ、我々の目前を低空飛行していったハイイロチュウヒ♀が特に印象的でした。

カワセミ♀を見ることができました。

ハイイロチュウヒ♀の出現に参加者一同大興奮です。

<鳥合わせ>
1.マガモ ♂♀
2.カルガモ
3.コガモ ♀
4.カンムリカイツブリ
5.ハジロカイツブリ 1
6.カワウ
7.アオサギ
8.ダイサギ
9.コサギ
10.クイナ(声)
11.オオバン
12.タゲリ
13.タシギ 1
14.セグロカモメ 1
15.トビ
16.ノスリ 1
17.ハイイロチュウヒ ♀
18.カワセミ ♀1+1
19.モズ ♀
20.ハシボソガラス
21.ハシブトガラス
22.ヒバリ
23.ヒヨドリ
24.ムクドリ
25.ツグミ
26.スズメ
27.ハクセキレイ
28.セグロセキレイ
29.タヒバリ
30.カワラヒワ
31.アオジ
32.オオジュリン
33.ドバト

第24期ほこた塾 第1回特別講座 ~霞ヶ浦湖畔を巡るー悠久の刻を超えて~

 2023年11月26日 第24期ほこた塾 第1回特別講座が 「霞ヶ浦湖畔を巡るー悠久の刻を超えて」と題して行われました。
 最初の 妙岐ノ鼻は、稲敷市浮島地区(稲敷大橋付近)にある、霞ケ浦に突き出た形で広がる湿地帯です。 この妙岐ノ鼻一帯は、今では見かけることの少なくなった、かやぶき屋根材料となる葦が生い茂る「茅場」です。その広さは約50ha、東京ドーム約10個分もの広大な湿原で、関東では最大級のヨシ原といわれ、特に国内希少野生動植物に措定されている「カドハリイ」は、生息地が全国唯一妙岐ノ鼻のみとなっています。

妙岐の鼻(浮島)

 次の陸平貝塚は全国でも有数の規模を誇る縄文時代の貝塚遺跡です。 縄文時代早期から後期まで(約8,000~3,500年前)数千年にわたり縄文人の生活の舞台になっていた場所で、現在も周辺の自然環境や地形を含めて良好な状態で残されています。 貝塚は、8ヶ所大地の斜面に残されていて、長さが100m以上、 幅50m、深さが4.7mまで貝層が堆積しているものも確認されています。 陸平貝塚は、日本考古学の原点ともいわれ、1879年、E.S.モースの薫陶を受けた東京大学の佐々木忠次郎と飯島魁の2人により発掘調査が行われ、それは、日本人だけの手による初めての学術調査で、日本の考古学研究における記念すべき出来事でした。

美浦村文化財センター

陸平貝塚

 霞ケ浦環境科学センターは、平成7年に開催された、第6回世界湖沼会議において、設置が提唱され、平成17年に開館しました。霞ヶ浦をはじめとする県内の湖沼、河川の水質環境や大気環境などの保全に取り組むため、「調査研究・技術開発」、「環境学習」、「市民活動との連携支援」、「情報・交流」の4つの機能を市民、研究者、企業及び行政の4者のパートナーシップのもと、効果的に発揮できる運営を目指しています。塾生達は、エントランスに描かれている、迅速測図、明治時代に作成された彩色地図をはじめ、施設内の展示物を興味深く見入っていました。

館長説明

 次に訪れたのは、かすみがうら市歴史博物館です。はじめに、千葉館長から、先人たちの暮らしの中で残された物をしっかりと私たちが後世に伝えて行く事の必要性を分かりやすくお話をされ、塾生達も全く同感のようでした。また、指定文化財の展示物を拝観しながら、歴史の流れを感じることが出来ました。

かすみがうら市歴史博物館

 最後は、行方市指定史跡である沖洲古墳群の中の「三昧塚古墳」を訪れ、その前方後円墳からは、埴輪や石棺など、人骨の他金銅製冠をはじめとする多数の副葬品が出土されていて、その出土品は2018年に国の重要文化財に指定され、現在は墳丘復元を伴う史跡整備のうえで三昧塚古墳農村公園として公開されているということです。
 以上、朝から夕方まで、悠久の刻を超えて霞ヶ浦湖畔を巡ってきました。やや小雨模様の曇り空で大地からの美しい風景を望むことはできませんでしたが、あたりや食堂のナマズの天丼をはじめ美味しかった昼食を含め、人と自然が織りなす歴史の営みを堪能できた一日でした。

令和5年度第2回移動研修 ~白鳥の湖めぐり~ (2023年11月19日)

自然環境部会 第2回移動研修  ~白鳥の湖めぐり~(2023年11月19日)
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 最高の天気です。市のバスをお借りして県内各所の自然観察に行ってきました。今回のテーマは白鳥の湖めぐり。参加者は18名でした。
 最初に訪れたのは小美玉市美野里地区にある「池花池」。ここではオオハクチョウマガモホシハジロタシギなどを見ることができました。

池花池にて オオハクチョウに今年も会えました。

 続いて近くにある「遠州池」に行きました。ここでのお目当ては通称「パンダガモ」と呼ばれるミコアイサでしたが、今日はお休みのようでした。
 次に笠間市友部地区にある「白鳥湖」へ。名前は白鳥湖ですが、ここにはハクチョウはいません。その代わり、晩秋の植物を中心に自然とふれあいながら散策と観察を行いました。

白鳥湖でトレッキング

サルトリイバラの実です。

枝に翼(よく)のあるニシキギの紅葉です。

コウヤボウキの花

キノコもありました。

ウリカエデの紅葉です。

このキノコの名前は?

アオダモの赤い実

冬越しのバッタがいました。足が3本しかありません。

センブリの花です。

センブリの花。美しい。

イトトンボもいました。

ヤブムラサキの実です。美しい。

白いキノコあり。

ホコリタケの群生です。

カメがいました。

地衣類がみごと

ガマズミの実がたくさんありました。

当日の配布資料です。
 那珂市の茨城県民の森にてお弁当にしました。食後に森を散策して、フユノハナワラビ、イソギンチャクのような黄色いキノコ、アキノタムラソウを見つけました。

フユノハナワラビ

イソギンチャクのような黄色いキノコ

アキノタムラソウ

 最後に訪れたのは、那珂市瓜連地区にある「古徳沼」です。ここは有名な白鳥飛来地です。オオハクチョウオナガガモヒドリガモカンムリカイツブリカイツブリゴイサギなどを見ることができました。

古徳沼にて

オオハクチョウとオナガガモです。

オオハクチョウが突然はばたきました。

本日の自然観察はここまでです。
最後に見られた野鳥をまとめておきます。
<鳥合わせ>
1.オオハクチョウ
2.オカヨシガモ
3.ヒドリガモ 1
4.マガモ
5.カルガモ
6.オナガガモ
7.コガモ
8.ホシハジロ
9.キンクロハジロ
10.カイツブリ 1
11.カンムリカイツブリ 1
12.キジバト
13.カワウ 1
14.ゴイサギ 1
15.アオサギ 1
16.コサギ
17.オオバン
18.タシギ
19.トビ
20.カワセミ
21.コゲラ(声)
22.モズ
23.ハシブトガラス
24.ヤマガラ(声)
25.ヒヨドリ
26.ウグイス(声)
27.ムクドリ
28.スズメ
29.セグロセキレイ 1
30.アオジ
31.クロジ 1