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巴川流域のホオアカ繁殖調査
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実施しました。参加者5名でした。
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ホオアカはホオジロのなかまです。北日本では低地の平原、本州中部以南では高原で繁殖します。巴川下流域では継続的な繁殖が見られ、低地繁殖の南限と言われています。
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主な繁殖地であるほっとパーク鉾田とカスミの間の湿地帯を横切るように高速道路の橋梁が建設されました。これによるホオアカへの影響を懸念しておりましたが、複数のホオアカが元気に囀っているのを確認でき一安心です。
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キンラン、ギンラン、ササバギンラン
~乱獲はダメ絶対~
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ホオアカの繁殖調査の後、近隣の自然公園にキンラン、ギンラン、ササバギンランを見に行きました。(5/7の自然観察会で観察を予定していましたが、例年より早く開花したため、それまで花がもちそうにないからです。)
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キンラン【絶滅危惧II類】、ギンラン、ササバギンランは山野の林内に生えるランのなかまで、豊かな自然のバロメーターです。樹木の根に外菌根を形成する菌類から栄養をもらって生きており、家に持ち帰っても長く生かすことはできません。
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この自然公園にはキンランの見事な群生がありました。残念なことに乱獲にあい、壊滅状態となっていました。貴重な自然を根こそぎ踏みにじる極めて悪質な行為を断じて許すことはできません。山野草愛好者か販売業者か何だか知りませんが、このような愚かなことはやめてもらいたいと強く思います。
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