鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

第22期ほこた塾 第3回基本講座(2022年2月10日)

第22期ほこた塾 第3回基本講座(2022年2月10日)

【ほこた塾・第三回基本講座】2/10

老舗の宿と汚染の大地、震災・語り部・地域づくり
と題して、里見喜生氏に講演していただきました。

 里見氏は福島県のいわき湯本温泉で300年以上続く「古滝屋」の第16代当主として旅館の経営をしています。
 2011年の震災後には「古滝屋」を支援物資の受け渡し場所にする、ボランティアの方たちの宿として提供する、また、ご自身でも避難所を回ってボランティアをするなど、地域の復興のために尽力されました。
 そのほかにもNPO法人を立ち上げたり、被災地のスタディツアーを企画し語り部として活動されるほか、震災被害を伝える考証館の設立など、地震、津波、原子力災害と複合的な被害を受けたふるさとの為に、さまざまな形で活動し続けています。
 東日本大震災後10年を超え、多くの人々の記憶から当時のことが薄れかけている今、里見氏の講演を通して、被災地ではまだまだ傷跡が残っている現状を知り、自然と共に生きる本当の豊かさとは何かを考えさせられました。
 しかし一方で、新たなまちづくりに取り組む力が生まれていることも知り、希望を感じることのできた講座となりました。

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)