【ほこた塾・第二回基本講座】1/14
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コロナ医療体制にもの申す
〜移植数日本一血液内科の言い分〜
急性白血病や悪性リンパ腫など血液疾患の患者は病気の特性や治療によって、免疫抑制状態にあることから、コロナウィルスに感染しやすく重篤化しやすい傾向にあるとみられる一方、日頃から感染予防指導が徹底されているので、ある程度は感染が食い止められていたようです。
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また、虎の門病院においては2020年2月のダイアモンドプリンセス号の患者の受け入れから始まり、病棟を改修してコロナ患者を安全に受け入れることと、通常の医療の安全な継続、医療者の安全の確保に努めて来られたとのことです。
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病院の使命として、全ての感染症患者さんや、連携する病院からの入院患者、また、虎の門病院のかかりつけの患者さんの受け入れをどのようにするかの狭間で苦渋の選択を迫られながら戦ってこられたことがよく分かりました。
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特に2021年8月の第5波では救急車の受け入れを断らざるを得ないいわゆる医療崩壊の状況に陥ったとのことです。しかしその当時、まだ余裕のある大きな病院が複数あったことも事実だそうです。
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その後、第5波は急速に収束しましたが、それはウィルスが自ら変化したのではないかと感想を述べられていました。
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さまざまな経緯があった中で、去年の4月から全ての感染症入院患者を救命できたということは病院スタッフの努力の成果だと強く感じました。
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谷口氏は「この第6波がコロナ終焉へのゴングであることを願う」と締め括りました。
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