鉾田市まちづくり推進会議

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第20期「ほこた塾」基本講座⑥ ガンは克服できても…AYA世代・若者のガン治療と妊孕性(にんようせい)温存のために(2020年1月22日)

第20期「ほこた塾」基本講座⑥ ガンは克服できても…AYA世代・若者のガン治療と妊孕性(にんようせい)温存のために(2020年1月22日)

ほこた塾もいよいよ後半戦。第6回の基本講座はNPO法人“全国骨髄バンク推進連絡協議会”顧問の大谷貴子さんを講師にお迎えし『ガンは克服できても…AYA世代・若者のガン治療と妊孕性(にんようせい)温存のために』というテーマでお話ししていただきました。

大谷さんは25歳の千葉大学大学院在学中に慢性骨髄性白血病と診断され、27歳の時に母親からの骨髄移植を受けました。
闘病中から骨髄バンク設立運動に参加し、36歳で結婚した後も、多くの白血病患者から相談を受けるとともに、支援活動を続けてこられました。

特に、ご自身が白血病治療の後遺障害として妊娠の可能性を絶たれたため、治療を終えて社会復帰したがん患者が子どもを授かれるように、様々な活動を行っています。

テーマに書かれている「AYA世代」とは、16〜39歳の思春期、青年期を表し、「妊孕性」とは「妊娠しやすさ」を表す言葉ですが、骨髄移植や抗ガン剤治療をする前に精子や卵子を凍結保存したり、放射線から卵巣を守る処置を行うことによって、ガン治療が終わった後に子どもを授かることができた事例を紹介していただきました。

また、今回同行された大谷さんの知人で、実際に2回もドナーとなって骨髄移植により二人の患者さんの命を救った男性の生の声を聞くこともできました。

大谷さんの活動はNHKの「プロジェクトX」やTBS系列の「情熱大陸」でも紹介されています。
数々の賞を受賞され、家業もこなしながら、精力的に全国で講演活動をされているバイタリティあふれる大谷さんの姿に心を動かされました。

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