子どもたちは鉾田の文化や歴史をどこまで知っているか…
この郷土に魅力を感じられるようにするにはどうするのか…
転出してもいつかは戻りたいと思えるふるさとへの愛着とは…
知らなかった鉾田の遺産を掘り起こして伝えるためには…
郷土への愛をこれから次代にどのように繋いでいくのか…
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1月13日(祝) 鉾田市旭地区学習等共用施設において、「郷土愛を育む教育」をテーマに今年度の新春教育フォーラムを行いました。
鉾田市はかろうじて消滅可能性都市ではないものの、明らかに人口減少が進む中、郷土愛を育む教育がこれからの地域を支える力となることを期待しつつプログラムを進行しました。
第1部は「郷土愛を育む教育の目的と課題」と題して、茨城県生涯学習・社会教育研究会会長の長谷川幸介先生に基調提案をしていただきました。
未熟で誕生し、哺乳類の中でも独特な子育てをしていく人間の特性の話から始まり、郷土が育む連帯感やプライドを手にしながら子どもたちが成長していくという講演の内容は大変興味深いものでした。
第2部は
①「鉾神社祭礼と子どもたち」
桜本はやし保存会 山口功氏
②「郷土愛学校教育・笠間市の取組」
笠間市立中学校教諭 根本拓氏
③「子どもたちに伝えたい鉾田の遺産」
鹿行文化研究会理事 五十嵐康幸氏
第3部は「郷土の魅力を子どもたちに伝えるために」をテーマにシンポジウムを行いました。
3人の事例報告者に石崎千惠子鉾田市教育長も加わっていただき、コーディネーターの長谷川幸介先生を中心に活発な意見交換がなされました。
祭礼などの郷土の文化や芸能を伝承することの大切さ、また、学校だけでなく生涯学習の場を設け意図的に伝えていかなければ繋がらない危機感、自己肯定感を育む為の歴史教育の重要性などがあげられました。
郷土に対する愛着の中には人や風景への懐かしい思いも含まれることなど、参加者も一体となって予定の時間が過ぎても意見交換が続き、大変有意義な教育フォーラムとなりました。
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