鉾田市まちづくり推進会議

市民でまちをデザインする団体です。

28日

【第21期ほこた塾・基本講座④】2021年3月18日

“茨城にいま1万人も…
シンチャオ!茨城とベトナムの架け橋として”
と題して、日本ベトナム友好協会茨城県連合会・事務局長の村田みのりさんに講演をしていただきました。
前半はベトナム🇻🇳について国の概要説明や、首都ハノイをはじめ、中部のフエ、ダナン、ホイアン、南部のホーチミン、ミトーなど各地域の様子が美しい映像と共に紹介されました。
途中クイズが出されました。
問題「ベトナムでバイクのことをなんと言うでしょう?」
答えは…「ホンダ」です。ヤマハのバイクでもホンダです。
これで受講生が和んだのは言うまでもありません。「ベトナムに行ってみたいね」との声が聞こえてきました。
日本ベトナム友好協会茨城連合会の活動紹介の後、後半は技能実習制度についての問題点や、技能実習生の置かれている現状などについて話されました。
特に実習生の労働力によって農業が成り立っていると言っても過言ではない鉾田市では、知っておかなければならない重要な内容でした。
他国も同様かもしれませんが、ベトナムから入ってくる技能実習生は、多額の借金をして送り出し期間に支払い、夢と希望を持って日本にやって来ます。まだまだ二十歳そこそこの若い子たちです。
制度改革はすぐにはできないとしても、単なる労働力ではなく、同じ人として実習生と接していかなければいけないと痛感させられた講座でした。

【第21期ほこた塾特別講座】2021年3月7日

「江戸時代の鉾田地方のお医者さん〜ゆかりの地をバスで巡る」をテーマに特別講座を行いました。
私たちの住むこの鉾田地域に、『仁』・『赤ひげ』の時代に生きた医師がいたことを知る人はほとんどいないと思います。
鹿行地方文化研究会の高埜栄治氏が資料研究によって幕末に活躍した塙主齢や石川玄常といった複数の医師たちがいたことが明らかにされ、それをまとめた貴重な内容を教えていただきました。
しかも身近なお寺や墓地にそれらの医師たちのお墓が残っていることに驚きました。
コースの中頃、バスは隣の小美玉市まで向かい、小川資料館を見学しました。ここでは、江戸時代に水戸藩が「弘道館」を設立する40年も前に小川町に設立したと言われている「稽医館」の資料が展示されていました。医師の本間玄調は徳川斉昭に仕え、水戸藩の医学の発展や民衆の健康や治療に貢献したそうです。
私たちの住む町の歴史を知ることは「誇り」に繋がります。歴史は知らなければなかったことになりかねないので、伝える努力が大切だと痛感した講座でした。
おまけです^ ^
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小川資料館に展示されていた徳川斉昭の肖像画は、現在放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の竹中直人にそっくりでした(笑)